No.1911

題名:Babyface?
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1910の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 ”くっくどぅーどるどぅ”が本当に僕自身なら、僕も彼と同じく、ヒヨコからニワトリへと成長した。今の僕は、そう言えるかもしれない。僕は、すでにかつての仕事の業種も変わり、以前のように不安定な精神的な日々は送らなくなっていた。妻シズコとも、何とかうまくやっている。
 でも、何かが足りない。Verse 2: Babyfaceで、彼Babyfaceはこう伝えている。

I thought I’d never love again.
I thought my life was over and I didn’t want to face nor even see another day
Suddenly from nowhere, baby you appeared, You dried my tears, you cared for me
Baby your love for me, truly rescued me.
It’s because of you, I was able to fall in love again, you give me.

 そうだ。僕は変わらずクミちゃんのことを想い続けている。でも、それは不徳だ。そして、それは、誰も、彼も、そして、”くっくどぅーどるどぅ”さえも、それを望んではいない。
 でも、僕は、知っている。
 その歌は、今となっては随分と過去の歌であることを。そして、完全なるBabyface節なのに、それが今の時代でも生きているかは、分からなかった。
 Babyface?
 それだったら寂しいことに、時代は幾分と流れている。過去の栄光も、いずれは誰も見向きもしない。文章ならば、”た”は過去で、”る”は今だ。いずれにせよ、すべてがいずれ”た”となる。すべてが”た”と変化する。そこの、その時代には自分は存在しない。そして、やがて自分の存在は葬り去られ”る”。やがて自分の存在は葬り去られ”た”。
 僕は、もう二度と、I Don’t Wanna Be In Loveになりたくない。なれないし、なりたくはない。
 (ねぇ、覚えてる?)
 (何を?)
 (わたしのこと?)
 (わたし?)
 (うん、クミのこと、わたしのこと)
 (もちろん。今でも覚えている。クミちゃんのことは、一生忘れられないよ)
 (よかった。うれしいな。タケヒサさん)
 (でも、クミちゃんは、どうして僕の前から忽然と消えたの?)
 (消えてないよ)
 (僕の前から?)
 (覚えてるよね…、今でもわたしのこと)、(もちろん)

 
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