No.1604

題名:ハートマークを感じるけど…
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1603の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 ケーキを食べながら、二人はしじみについて話し合っていた。

晴美:「そういえば、琉花とカツオくんが出雲大社に旅行に行った時、宍道湖にも寄った?」

「いや、行ってないけど…」

晴美:「いま調査していることの一つで、ここの東郷湖と宍道湖のしじみの違いを知りたいんだけど、カツオくん、それについて詳しい?」

「いいや…」

晴美:「そっか…。じゃ、やっぱり宍道湖に直接行かないと分かんないね。カツオくん、悪いけど、今度、宍道湖まで、わたしをつれてってくれるかな♡」

 琉花の方を見た。少しばかり心配そうにしていたが、調査ならしょうがない。そんな風にも見えた(図)。

図 琉花1)

 その後、日程等を確認して、晴美さんは、「ごちそうさま。これ代金。それじゃ、今度、よろしくね。カツオくん。きっといい調査ができると思う。じゃーねー♡」。そういって店を出た。

琉花:「昨日、晴美となんかあったの? なんだか晴美からカツオくんに向けて、ハートマークを感じるけど…」

「いや、なにもない」

琉花:「ふ~ん。本当に、信じていいの?」

「信じていい。琉花だけだよ」

琉花:「わたしもその日にいっしょに宍道湖に調査に行きたかったけど、あいにく別の調査が入ってた。ちょっと残念」

1) https://www.pinterest.jp/pin/550213279461340073/ (閲覧2020.2.3)

 
pdfをダウンロードする


地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。



...その他の研究報告書もどうぞ