研究所について

人が他の動物と異なることは、知的好奇心が旺盛なことである。科学もその知的好奇心から生まれた。しかし、現在の科学は、細分化・権威化され、老若男女問わず、様々な人の知的好奇心が満たされるような「面白さ」が、残念ながら満ち溢れていない。本来、科学とは、人の知的好奇心を満足させる「面白い」ものでなければなるまい。

この研究所では、「誰もが博士」であり、「何でもが科学」になる、を信念として、あらゆる人々の知的好奇心を満たすような「わくわく」感のある研究が行われることを期待している。そのため、あらゆることを研究の対象としている。それゆえ、当研究所はいろいろな研究が実践・調査・報告できるショであると自負している。あるいは、厳密には科学性から少し離れた「思いこみな」内容であろうとも、一部の科学者からみてアイデア的な「ユルい」内容であろうとも、科学界ではすでに周知の事実である「いまさらの」内容であろうとも、あえてそれを研究の端として認めるような懐の広さもショの方針として大切にしている。さらに、そのショの方針が、やがて大きな研究主題として社会に波及することをも期待している。研究内容の水準に関しても、もちろん、私、Dr. ダレナンの基準が満たされれば、あえて問う必要もなかろう。

小さい子なら、初めて調べたことに「わくわく」した気持ちを残したいであろう。年配の人なら、これはぜひ人に伝えねばという「わくわく」した経験をお持ちであろう。本来、科学とは、そのようなふと感じた「面白さ」を追求するための「わくわく」感を得るためのツールでもある。当ショは、その「わくわく」感のある研究を目指し、そして、それを報告できる場として設立した。それによって、いろいろな人に「わくわく」感を与え続け、それによって、社会の「ちっぽけ」な疑問でも大きな創造へと結びつく可能性を示すことが、当ショにおける永遠の使命でもある。

あらゆることの博士になること。所謂、”なんでも博士”への歩みが、私、ダレナンの幼少期からの夢でもあった。しかしながら、当ショの設立をもって、これを実現することができた。これも、ショの設立に尽力頂いた関係する皆のおかげである。ここにそれを表して感謝の意としたい。

ぜひ、諸君からの独創的な「面白い」研究報告書が掲載されることを期待してやまない。

Director of laboratory

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